○読んだ理由
マイナースポーツの大会で優勝するために、体力・筋力upを目的に毎朝ストレッチとランニングを日課にしている。
日課の効果を高めたく、図書館でたまたま手に取った。
○どんな本か?
身体・骨の構造まで詳解されている専門書。
ストレッチ・トレーニング方法の紹介もしっかり載っている。
そしてタイトルが長い。
理解しながらじっくり読むと数年はかかりそうなので、一旦気になったことから調べてみた
○確認事項
・NSCAとは?
→National Strength & Conditioning Association
・概要
30名の専門家が編著者としてストレングストレーニング&コンディショニングに関する科学的原理、概念、理論とそれらの競技パフォーマンスへの適用について調査し、それに触れたことがない人向けにまとめたもの。
・有酸素性トレーニングと無酸素性トレーニングの相互作用
>Callister(24)は、スプリントトレーニングと有酸素性トレーニングを同時期に平行して行うと、スプリントのスピードとジャンプのパワーが低下することを示した。
>対照的に、高重量レジスタンスエクササイズは、筋力発揮に適した細胞レベルの変化を引き起こすと考えられるにもかかわらず、、有酸素性パワーに有害作用はないことが大部分の研究で示されている。
→数キロをゆっくり走るより、数百メートルを全力で走ることを数回した方が良い感じに体に負荷がかかる気がしてた。これのことか。
・レジスタンストレーニング
→自体重トレーニング法(スクワット、腕立て等)、可変抵抗トレーニング法(ウェイト変えるもの)のこと。
・トレーニングデザイン
>過負荷とは、選手が慣れている強度よりも高い強度のワークアウトまたはトレーニングを課すことである。過負荷の刺激をかけなければ、それ以外の面でよく計画されたプログラムであっても、選手を向上させる可能性は非常に限られたものにある。
>もしあるトレーニングプログラムを実行してパフォーマンスがレベルアップし続けているとすれば、そのプログラムのトレーニング強度は漸進的に高くなるように組み込まれているに違いない。
→トレーニングは漸進性が大切。じっくり、ゆっくり、少しづつ。
・静的ストレッチ
>適切な継続時間としては、一般的に15〜30秒
>練習後ののストレッチングは、筋温が上昇しているので、間接可動域を広げる効果がある
>正しい方法で行う限り現実的な不利益はなく、さまざまなスポーツ競技の選手の柔軟性向上に適している
→練習後は軽く歩いてるだけだった。これからは練習後に軽く柔軟もやっとく
・動的ストレッチ
>競技で起こる動作や競技特異的な動作を用いて身体の準備を整える機能的なストレッチング方法
>動的ストレッチングは、ウォームアップの身体活動として理想的ではあるが静的間接可動域の拡大という点では静的またはPNFストレッチングより効果が低いと考えられる。
→動的ストレッチ最高!!動的ストレッチ最高!動的ストレッチ最高!!!!!
・固有受容性神経筋促通法(PNF)ストレッチング
>PNFは、通常パートナーと組んで行われ、受動的筋活動と能動的筋活動(短縮精勤活動および等尺性筋活動)の両方を含む。
>また、PNFストレッチングはほとんどがパートナーを必要とし、専門知識が必要で、PNFの技法にも精通している必要があることから、必ずしも実用的とはいえない。
→整体でよく足の付け根の筋肉延ばしてもらってるけど、これだったのか!
・競技パフォーマンスの要素
・最大筋力(低スピードでの筋力)
・無酸素性・最大筋パワー(高スピードでの筋力)
・無酸素性能力(30〜90秒間の筋活動で発揮されるパワー)
・局所筋持久力(最大下の抵抗に対し、筋群が反復して
収縮する能力 例:懸垂)
・有酸素能力(エネルギー源の酸化による最大生産速度のこと)
・アジリティ(方向転換のスピードと認知的要素)
・スピード(単位時間当たりの移動距離)
・柔軟性
・バランスと安定性
・その他(身体組成、形態測定、テストの条件)
→アジリティの認知的要素を鍛えたい
感想
現在、競技に取り組んでいる、筋トレをしている、足が速くなりたいと思っている人は、是非一度手に取ってほしい。
追伸
リンクを貼ろうとAmazonを見たら、一番上のレビューで誤植が多いと酷評されていた。
確かに、正誤表には間違いが30箇所程あるが、練習問題の解答がほとんどだった。
トレーニングの基礎的なことに間違いは少ないので個人的には良書だと思う。