タイトル:法人税法を初歩から学ぶ
著者:染谷英雄
発行:第1版1998年11月10日〜中略〜第11版2009年9月30日
読んだ理由
起業した場合の法人税負担額が知りたかった。
気になった目次
・租税の分類
・法人税の概要
・納税義務者
・法人税の基本構造
・法人税の申告納付
・青色申告と法定帳簿
・帳簿書類のデータ保存
メモ
・法人税は、法人の定款等による事業年度ごとに課税される
税金を分類する2つの観点
[A]どこが税金を課するか
国税は、国が課税主体となる。地方税は、地方公共団体が課税主体になる。地方税は税率2つをとっても各自治体の裁量が許されていて条例が定められている。
[B]誰が税金を納めるか
直接税は税金の納付者(納税申告義務者)と税金の負担者(担税者)が同一である税金のこと。
間接税は、納税義務者と担税者が異なる。
法人税は、法人自身が課税計算を行い税金を支払うので直接税。消費税は納税する事業者が物やサービスに税を転嫁して消費者に負担させているので間接税
→書籍では普通課税(30%)で課税されるものと書いてあったが、国税庁のホームページで確認したところ「15%」だった。財務省のホームページで法人税率の推移を確認したところ平成11年〜24年まで基本税率が30%、中小法人の軽減税率は22%だったので、この時期に書籍が発行されたと思われる。なので現状基本税率は23、4%、中小企業の軽減税率は15%。
・電子データのままで保存できる帳簿はコンピューターで作成するもの ※変更履歴を追えること
・事業税は、県が企業に課している税金
・法人税の納付は決算期末の翌日から2ヶ月以内まで
・事業年度が6ヶ月を超える法人は、事業を開始した月から6ヶ月を経過した日より2ヶ月以内に中間申告書と予納をしなければならない
感想
気になっていたことが簡潔に書いていたので助かった。
ここに書いた内容は10頁ほどの抜粋。この書籍には他にも、減価償却費、繰延資産、資産に関すること等、経理で絶対に必要になることが書かれているので、時間があるときにじっくり読みたい。